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労務ニュース 10月
第120号
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「伝わる」言葉
毎日何気なく使っている言葉。自分の伝えたいことは本当に伝わっているのだろうか?
「日本人同士なら、意味はちゃんと伝わるでしょう」と誰もが思っている。
しかし、「暗黙の了解」は誤解のもと、「以心伝心」は死語になったと思うぐらいで
丁度いいのでは…。
伝えたいことが伝わらない、そうならないためのポイントは次の4つ。
1.最初に結論から話す。
上手な人の電話のかけ方を例にとると、
「要件は、2つあるんだ…」
最初に要件や結論を伝えると、相手は、聞いたり答えたりする心の準備ができる。
だからスムーズに会話がすすむ。
2.「思い」を伝える
コミュニケーションで大切なのは、「思い」を伝えることだ。
最初に結論、次に理由、背景、目的を話して「思い」を伝えよう。
3.わかりやすい簡単な言葉を使う。
「言葉は相手のレベルにあわせて」といわれるが、子供でもわかる簡単な言葉を使う
ように心がける。
4.相手に確認する。
大切なのは、伝わったかどうかを相手に聞いて確認してみること。
うまく伝わらないときは、「どこがわからないの?」とたずねてみる。
「どうしてわからないんだ!」なんて、決して言わないように。
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同じ言葉でも
ある兄弟が母親の話をしていた。
兄:「あのとき、お母さんは僕たちを叱ったよね。」
弟:「そんなことないよ。あのとき、お母さんは僕たちを励ましてくれたじゃないか。」
二人が話している「あのとき母親が言った言葉」とは、「頑張りなさい」だった。
同じ言葉を聞いたのに、二人に残る記憶は全く違っていた。
なぜ、こんな違いが生じたのか?
兄は、いつも母親から「頑張らなきゃダメでしょ、お兄ちゃんなんだから。」と叱ら
れていた。
弟は、いつも「もう少し頑張ってみなさいね。」と励まされていた。
兄にとっては、「頑張りなさい」は「叱られた」ときの言葉。
弟にとっては、「頑張りなさい」は「励まし」の言葉だったのだ。
経験によって、言葉の意味は変わる。
あなたは「頑張りなさい」という言葉から何を連想するだろうか?
参考文献:
「コミュニケーションのノウハウ・ドゥハウ」HRインスティテュート著 PHP研究所
「聴く技術・話す技術」林 紀光著 大和出版
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